講義① カシミヤの知られざる種類

講義① カシミヤの知られざる種類カシミヤストール専門店 Lity&co

 


今日もカシミヤ大好き、カシミヤ博士の講義の時間じゃ。さて今日はカシミヤヤギの種類について語ろうと思うぞい。まずは皆が大好きなカシミヤストールはどこから来ているか「カシミヤの歴史」でたっぷりと語ったと思うがもう一度復習するのじゃよ。

 

そもそもカシミヤとは?

カシミヤストールはそもそもカシミヤヤギと呼ばれるさむーい土地に住むヤギの体毛を集めて糸にして織られておるのじゃ。毛じゃなくて体毛じゃぞ。毛わゴワゴワしており、ウールと区別されるからの。

 

このカシミヤヤギは標高8,000m級のカラコルム山脈があるインドのカシミール地方を起源としておるんじゃ。

 

ちなみに世界一大きな山であるエベレストが8,850mであることからその大きさがわかるのお。このカラコルム山脈の標高1,500mから4,000m付近に生息していたのがカシミヤヤギじゃ。

 

 

当然のことじゃが冬は大変厳しい寒さじゃ。3,776mの富士山ですら冬は厳しい寒さや激しい風のため危険で登山が禁止されていることからも、4,000m付近で生き抜くことが如何に大変なことか想像できるのお。

 

この寒さを耐え抜くために進化した結果、カシミヤという素晴らしく保温性の高い細い体毛が発達したのじゃ。

 

カシミヤヤギは一年中毛をまとっておるが、さすがに夏も冬も同じ毛をまとっておったら暑苦しくてかなわんから、生え代わりが必要じゃ。

 

この生え変わりを利用してストールを作るのじゃが、そこにも色々と問題があってのお、それについてはまた今度の講義でたっぷりと話すことにしようかの。

 

カシミヤヤギの種類と特徴

さて、このカシミヤヤギにはどんな種類がおるのか詳しく見てみるのが今日の講義の主題じゃ。カシミヤヤギは幾つか有名な種類がおる。

 

1番目がオーストラリアンカシミヤヤギじゃ。その名前の通りオーストラリアを住処にしており、1970年代後半まではオーストラリア北部や西部で野生種が生息しておったのじゃ。この1頭のヤギからは平均して15マイクロメートルの細さの毛が250gとたくさん取れるため今でもフリースなどに用いられることが多いの。

 

次はカシミヤヤギじゃ。もう少し詳しく言えばチャンタギカシミヤヤギじゃな。

 

 

このカシミヤヤギがカシミヤの名前の起源であり、インドのカシミール地方で暮らすカシミヤヤギじゃ。このヤギには特徴が色々あるんじゃ。

 

まず個体ごとい体毛の色が違っての、ほとんどが白色だが、黒色や灰色、アイボリーなんかもいるの。さらにこのヤギは結構大きくて曲がった角を持っておるのじゃ。

 

このヤギの体毛があらゆるカシミヤヤギの中で最も細く、なんとわずか平均12-13マイクロメートルの細さしかないのじゃ。長さも55-60mmと、本当に細く短い体毛を持ち、これがいわゆるカシミヤの中でも最高級と言われるカシミヤとなっておるの。一頭からはわずかしか取れないのじゃ。

 

そのためカシミヤストールの値段は高いのじゃよ。

 

1番ポピュラーなモンゴリアンカシミヤヤギ

最後に内モンゴリアンカシミヤヤギじゃ。このヤギは最もカシミヤストールに使われていることが多いのー。というのも生息数が他のヤギとくらえて桁違いに多くての。中国や内モンゴルだけで1億頭以上おると言われておる。このヤギはさらに幾つかの種類があっての。

 

アラサン、アルバス、エラングサン、ハンシャン、ウズムキンという種類がおる。

 

ややこしいことに、これをさらにアラサン、アルバス、エラングサンとハンシャン、ウズムキンで分けることができるのじゃが、ハンシャン、ウズムキンはの多くのカシミヤストールに使える体毛を作れるよう品種改良によってつくられた種じゃ。

 

なんと細さ14.3 - 15.8マイクロメートルのカシミヤの体毛が約240gもとれるのじゃ。この種が作られたことによってカシミヤの量産が可能になり、多くの人の手にカシミヤが渡り、愛されるようになったのじゃ。

 

その事はとても素晴らしい事なんじゃが、この品種改良の方法やヤギの育て方が好きでなくてのお。

 

ヤギがまるで工場の部品のように扱われておるのじゃよ、カシミヤの毛を作るための工場じゃな。この話も別の講義で詳しく説明していくのじゃ。今日のカシミヤ博士の講義はここまでじゃ。

 

まとめと今日のおさらい

カシミヤヤギの種類によって毛の細さが違い、毛の細さによって用途が違う。

この記事を書いた人

カシミヤ博士

カシミヤ大好き。カシミヤ博士